防虫網メーカーのこだわり

防虫網メーカーの製造と品質保証

一般家庭の窓についている網戸はポリプロピレン(PP)製の網です。
もっとも軽いプラスチックで引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度に優れており、表面硬度も高く、耐摩耗性もある素材です。
日光が当たる時間や網戸の開閉頻度によっても異なりますが、網自体の耐久年数は5年〜10年程と言われています。

網の大きさはメッシュと言う単位で分類されます。
1インチ(2.54cm)の間にマスの数がいくつあるかを表しています。
つまり一般的な防虫網の大きさ18メッシュというのは、2.54cm間に18個マス目がある網ということです。
メッシュの数字は大きいほど細目になり、逆に小さいほど荒目になります。

近年では、改良により花粉を防ぐほど細かい網や防火性、
プライバシー保護・遮熱などの特殊効果付きの網なども開発されております。
色は時代の流れで変化し、現在の主流はグレー色とブラック色です。

開発・試験

アミド屋は創業1974年(昭和49年)より老舗防虫網メーカーとして網戸を開発・製造をしてまいりました。富山県産業技術研究開発センター生活工学研究所にて、さまざまな性能試験を行っています。

整経(せいけい)

防虫網は、ポリプロピレンのたて糸(経糸)とよこ糸(緯糸)で織り込みます。たて糸はなんと全長8.5km 総重量500kg もあるんです。

この長いたて糸を準備する工程を「整経(せいけい)」と言います。検査に合格した原料の糸をクリルスタンド(糸を設置する台)に一つ一つ手作業でセットします。タテ糸は全部で2,000本あり、そこから大きなビーム(ボビンのような形)に巻き取る工程が、せいけい(整経)です。2,000本が一斉に巻き取られる様子は圧巻です。

筬通し(おさとおし)

織機のたて糸を準備する工程を「筬通し(おさとおし)」と言います。たて糸の密度を調整する筬に一本一本手作業で通します。

筬にキズが無いか?均等に糸が設置されているかなど70本ごとに確認していきます。

製織(せいしょく)

たて糸によこ糸を打ち込む工程を「製織(せいしょく)」と言います。たて糸がなくなると大きなビーム(糸をまいたボビン)を交換します。

よこ糸は無くならないように補充します。織場では異常がないか常に監視し長年の経験をもとに品質を維持しています。

検反(けんたん)

アミド屋は品質一番!! 全数検査をする工程を「検反(けんたん)」と言います。防虫網を検査台にかけ、目視と当社独自「欠点発見システム」で検査します。機械と人の目のダブルチェックを合格した防虫網に合格証を付けます。

欠点発見システムが欠点と判断した箇所で自動ストップするため、目視による検査の必要が無くなります。これにより、検反のスピードがアップし、作業の効率化となります。目視による検査も並行して行っております。

合格証

アミド屋では独自の検査体制のもと品質管理を徹底し、機械と人の目によるダブルチェックを合格した防虫網に「合格証」を付けています。

梱包・出荷

検反が完了した防虫網を段ボールで丁寧に梱包しています。商品はバーコード管理され、開発・製造・検査・受注・出荷まで全て自社で行っております。

アミド屋4つのこだわり

アミド屋の防虫網は、製織から検反(検査)、梱包・出荷まで一貫して自社工場で行っています。
最新設備と永年蓄積してきたノウハウにより、特に

・日本で最も使用されているスタンダードな18メッシュ
・通常の防虫網よりも目が細かく、景色が非常にクリアに見える特殊ネットの33メッシュ

の製造を得意としております。

※メッシュ=1インチ(25.4mm)当たりの網の目の数です。
メッシュの数値が大きくなれば網目は細かくなり、より小さな虫を防ぐことができます。

アミド屋の製造する防虫網は高耐候性ポリプロピレン製です。
高耐候性ポリプロピレンは日本の技術で通常のポリプロピレンよりも環境の変化に耐え、長期間使用できるよう開発された特殊素材であり、日本においては北海道から沖縄まで、また、海外のさらに厳しい気象環境下でも、日本の大手サッシメーカー様の海外拠点のもと、オーストラリア・台湾・マレーシア・シンガポール・フィリピン・トルコなどでも三恵ネット生産の防虫網が流通し、各国の住宅に使用されております。

自社工場

最新設備と永年蓄積してきたノウハウにより、日本で最も使用されている18メッシュと、メッシュ数の高い33メッシュの製造を得意としており、特にアミド屋の主力商品「快適ネット」は、通常の防虫網の約1/2の目の細かさの33メッシュで、

通気性:風通しが良い
眺望性:景色がクリアに見える
防虫性:細かい網目で虫をシャットアウト

に優れたアミド屋イチ押しの防虫網です。

made in Japan

全て日本製の材料を使用し、材料品質を高次元に安定させると共に、「欠点はぜったい見逃さない」という信念のもと、鋭い眼差しと高いプライドをもった検査員が、1本1本丁寧に検査を行い、お客様に安心してご利用いただけるよう作業しています。
また、お客様の納期に全面的に対応できるように、24時間生産体制で常時在庫を確保しています。

挑戦

多種多様なニーズにお応えできるよう日々の商品の企画・開発はもちろん、特殊防虫網の調達・検査も行っております。さらに建材分野で培ったノウハウと技術、試験環境の整った地域性を生かし、安心してご利用いただける製品を供給することに挑戦し続けます。

日本から世界へ

アミド屋の製造する防虫網は高耐候性ポリプロピレン製です。
高耐候性ポリプロピレンは日本の技術で通常のポリプロピレンよりも環境の変化に耐え、長期間使用できるよう開発された特殊素材です。

アミド屋の防虫網は、北は北海道、南は沖縄まで広く流通しております。また、日本の大手サッシメーカー様の海外拠点のもと、オーストラリア・台湾・マレーシア・シンガポール・フィリピン・トルコなど、気候の厳しい様々な国でも自社生産の防虫網が流通し、世界中の各国の住宅にご利用いただいております。